95: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/19(木) 19:58:43.43 ID:dp3YJtaIO.net
村の中を見回ってたけどやはりあの筒状の大きな建物が気になる。
なのでご飯の時に入らして貰えないか聞いてみようと思った。
村には他に高台(登ったら当たりを見回せるようなの。鐘みたいなのついてた。)があったり大きい平屋があったりいたって普通だった。
そしてご飯の時間になったのでみんなが集まるという集会所に行った。
96: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/19(木) 20:03:20.69 ID:dp3YJtaIO.net
集会所はかなり広くて宴会場みたいな部屋に5～60人ちょいはいたと思う。
村長さんに「この村に新しく住む事になったAさん。まだ若いしこの村の重要な役割を果たしてくれると思うから仲良くするように」と紹介された。内心「いやいや住むなんて一言も言うてへんからｗｗｗ」とか思ってたけどまあええわ的な感じで軽く考えてた。
そして乾杯してご飯を食べた。
俺はタイジさんを探す事にした。
121: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 00:57:02.87 ID:UFB73DekO.net
宴会場でご飯を食べてながらタイジさんを探してたら(顔はわからないからタイジさんって人がいないか聞いてまわった)見つかったので話した。
ユージ君からはタイジは身長が174cmでガタイいいイケメンって聞いてたけど実際見たらガタイがいいどころかガリッガリでイケメンというか歳の割りにかなり老けてた。
「どんだけ苦労してんねんｗｗｗ」ってツッコミたくなるくらいに老けてた。
125: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:07:10.60 ID:UFB73DekO.net
「タイジさんですか？」
「えっ！？あぁ…」
「ユージ君の後輩というか教習所の合宿で仲良くさせてもらったんですけど。ここってどんな村なんですか？」
「えっ！？いや…うん…あ、あれやね、どんな村？どんな村かな(苦笑い)」
どもったりしてて「この人かなりのコミュ傷かよ…」とか思った。
んで話しようとしたら若い女の子(言うて俺と同じかちょい上ぐらい)が酒持ってきて飲もうと言われたので結局話できずに終わった。
(その女がまたブッサイクで…)
で、ご飯が終わりそれぞれが帰る支度したりしてる時にタイジさんが来て耳元で「話したいんなら家に着いてから適当に理由つけて灯台まで出てきて。」と言われた。
126: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:12:53.48 ID:UFB73DekO.net
一旦泊まらしてもらう所に行き、そこから灯台(灯台というより村を見回せる高台？)に行った。
高台に登ったら少しスペースがあって電球がそのスペースを照らしてた。
「遅くにごめんね。今日はちょうど当番でヒマだったし話するには調度いいかなって。」
さっきとは全然違って落ち着いて喋れてた。
「いえいえこちらこそ夜にすいません↓↓ってかさっきとイメージ違いますね！？」
「さっきは村の人がいたから…で、聞きたい事はなにかな？」
「ていうか当番ってなんなんですか？あとあの丸い筒状の建物はなんですか？」
とりあえず２つ質問した。
129: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:18:12.00 ID:UFB73DekO.net
「当番はね…」
当番の話をしてくれた。
最初にも書いたがここの村の掟は村から出ていかない事だ。
大人や老人はそれを受け入れてるが子供や青年はやはり外の世界を見てみたいと思ってしまうらしい。
なので幼い頃から「外の世界には馬頭(ばず)という化物がいて危ない」というふうに教え込むらしい。
それだけでは信憑性がないから村の者を高台で見張りさせこどもや青年に信じ込ませて外の世界に行きたくならないようにしてるらしい。
130: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:21:57.46 ID:UFB73DekO.net
「なんか怖いですね…タイジさんは村から出ていきたくならないんですか！？」
「いや出ていきたいけどオカンがいるからなぁ…置いて出ていったら教育棟で酷い目合うし。」
「教育棟？」
「あぁ、君が気になってたあの筒状の建物の事やし。」
次はその教育棟なるものについて話をしてくれた
134: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:29:40.44 ID:UFB73DekO.net
教育棟は地下1階から6階まであって円の外側に個室、そのまた外側に通路があって中心部に全ての個室を覗ける部屋がある。
地下はなんのためにあるのか知らないらしい。
「なんの為に作られたんですか？」
「教育が行き届いてない子供とか大人を教育し直す為。まぁ教育というか調教というか…」
間違いなくカルト教団だと確信した。
「あと村から出ようとしたりしても入れられるから。」
それを聞いた瞬間に背筋が凍りついた。
138: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:35:34.45 ID:UFB73DekO.net
「君は一生ここで暮らす気なんてさらさらないやろ？」
どう答えるか迷ったけど正直に答えた。すると
「逃げ出すなら慎重にな。村の人は久しぶりに外から人が来て、永住さそうと必死やから気をつけなバレるで。しかも夜中やと道わからんくなるし今、からはキツいな。」
「タイジさんはお母さんと2人で逃げ出そうとした事なかったんですか？」
「俺のオカンはこの村の教えにドップリやからな…昔に1人で逃げ出そうとした事はあったよ。ユージに会って相談しようって。けどバレて連れ戻されて関係ないオカンまで一緒に教育棟入りなったわ。」
140: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:40:17.64 ID:vq1fNcLp0.net
そんな自給自足のど田舎の村に6階建てでしかも複雑な構造の建造物建てられるもんなの？
141: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:42:33.25 ID:bVmkQNVX0.net
戸籍調査とかどうすんねん
戦後ちゃうねんぞｗ
142: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:43:39.60 ID:JuHB4ooI0.net
教育棟から場所特定出来そう
実話ならだけど
145: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:47:24.36 ID:UFB73DekO.net
>>140
俺もそれが不思議で仕方なかった。
>>141
今考えたらそうだよね！？街の中に病院はなくて小さい診療所？しかなかったし子供を産めるのか疑問だった。
>>142
もしかしたら特定できるかも。けどめちゃくちゃド田舎だからなぁ…
143: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:43:55.72 ID:UFB73DekO.net
「オカンと俺は別々の個室に入れられて24時間監視されて3ヶ月過ごした。懲罰ってやつで毎時間経典を声に出して読まされて、3階にある広間に連れていかれて経典を言わされる。覚えてなかったら競馬で使うムチとかデッキブラシで叩かれるんやし。」
聞いてて本当の出来事か！？と思った。
「飯は1日1食だけ。それが朝か昼か夜かはわからん。そんな感じかな…」
聞いててとんでもない所に来てしまったと深く後悔した。
146: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:50:45.73 ID:CW47nh1+0.net
警察はいてないん？？
147: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:51:51.75 ID:JuHB4ooI0.net
村というか新興宗教の部落みたいな？
151: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:55:05.46 ID:UFB73DekO.net
>>146
自警団が警察代わりだと思います！まぁ村の中では犯罪が起こることがなかったようですし…
>>147
それに近いかもしれないです。
俺はとある疑問ができたので聞くことにした。
148: 名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／: 2014/06/20(金) 01:52:50.86 ID:UFB73DekO.net
「そんな事されてもタイジさんは染まらんかったんですね！？」
「俺は元々は外に住んでたしオカンほど心が弱くなかったからなぁ。あの3ヶ月は地獄やった…それ以来ここで住むのが嫌で嫌で仕方なかった。」
タイジさんがこんなガリガリになって老けたのはここでの暮らしが理由かなと思った。
「あと外で貧乏な暮らしをしてる家族とか連れてきて馴染めてなさそう、逃げ出しそうやってもブチ込まれるな。うちはオカンがすぐ馴染んだから大丈夫やったけど」
こんな異常な世界を見たことがなかったから怖いを通り越して別の感覚だった。
