NO IMAGE

【師匠シリーズ】魚

902 魚  1/7 ウニ 2006/02/22(水) 19:55:14 ID:CqBHiC0Y0別の世界へのドアを持っている人は、確かにいると思う。日常の隣で、そういう人が息づいているのを僕らは大抵知らずに生きているし、生きていける。しかしふとしたことで、そんな人に触れたときに、いつもの日常はあっけなく変容していく。僕にとって、その日常の隣のドアを開けてくれる人は二人いた。それだけのことだったのだろう。大学1回生...

NO IMAGE

【師匠シリーズ】麻雀

898 麻雀 1/4 ウニ 2006/02/22(水) 19:51:17 ID:CqBHiC0Y0師匠は麻雀が弱い。もちろん麻雀の師匠ではない。霊感が異常に強い大学の先輩で、オカルト好きの俺は彼と、傍から見ると気色悪いであろう師弟関係を結んでいた。その師匠であるが、2、3回手合わせしただけでもその実力の程は知れた。俺は高校時代から友人連中とバカみたいに打ってたので、大学デビュー組とは一味違う新入生としてサークルの先...

NO IMAGE

【師匠シリーズ】鍵の行方

967 1/5 ウニ 2006/01/21(土) 11:43:38 ID:9bX5hJte0大学2回生の夏休み。オカルトマニアの先輩に「面白いものがあるから、おいで」といわれた。師匠と仰ぐその人物にそんなことを言われたら行かざるを得ない。ノコノコと家に向かった。師匠の下宿はぼろいアパートの一階で、あいかわらず鍵をかけていないドアをノックして入ると、畳の上に座り込んでなにかをこねくり回している。トイレットペーパーくら...

NO IMAGE

【師匠シリーズ】廃病院の足音

962 1/5 ウニ 2006/01/21(土) 11:37:01 ID:9bX5hJte0子どものころ、バッタの首をもいだことがある。もがれた首はキョロキョロと触覚を動かしていたが、胴体のほうもピョンピョンと跳び回り続けた。怖くなった俺は首を放り出して逃げだしてしまった。その記憶がある種のトラウマになっていたが、大学時代にそのことを思い出すような出来事があった。怖がりのくせに怖いもの見たさが高じて、よく心霊スポッ...

NO IMAGE

【師匠シリーズ】人間が死んだらどこへ行くと思う?

959 1/3 ウニ 2006/01/21(土) 11:34:06 ID:9bX5hJte0大学時代、よく散歩をした公園にはハトがたくさんいた。舗装された道に、一体なにがそんなに落ちているのか、やたら歩き回っては地面をくちばしでつついて行く。なかでも、よく俺が腰掛けてぼーっとしていたベンチの近くに、いつもハトが群れをなしている一角があった。何羽ものハトがしきりに地面をつついては、何かをついばんでいる。(このベンチに...

NO IMAGE

【師匠シリーズ】沢の水に湧く月

941 本当にあった怖い名無し ウニ 2005/11/16(水) 08:27:02 ID:qTwjHGqi0大学2年の夏休みに、知り合いの田舎へついて行った。師匠と仰ぐオカルト好きの先輩のだ。師匠はそこで何か薄気味の悪いものを探しているようだったが、俺は特にすることがなくて、妙に居心地の悪い師匠の親戚の家にはあまり居ず、毎日なにもない山の中でひたすら暇をつぶしていた。4日目の夜は満月だった。晩御飯を居候先で食べ終え...

NO IMAGE

【師匠シリーズ】魚のような顔

102 名前:1/4 投稿日:03/08/30 21:09 ああ、夏が終わる前にすべての話を書いてしまいたい。 もう書かないといった気がするが、そうして終わりたい。 俺色々ヤバイことしたし、ヤバイ所にも行ったんだけど幸い、とり憑かれるなんてことはなかった。 一度だけ除けば。 大学1年の秋ごろ、サークルの仲間とこっくりさんをやった。 俺の下宿で。 それも本格的なやつ。 俺にはサークルの先輩でオカルト道の師匠がいたのだ...

NO IMAGE

【師匠シリーズ】水

504 名前:ウニ 投稿日:03/05/13 02:27だれか呼んだ?小ネタでも話すべぇか。大学1年の夏の始めごろ、当時俺の部屋にはクーラーはおろか扇風機もなくて毎日が地獄だった。そんな熱帯夜にある日電話が掛かった来た。夜中の一時くらいで、誰だこんな時間に!と切れ気味で電話に出た。すると電話口からはゴボゴボゴボ・・・という水のような音がする。水の中で無理やりしゃべっているような感じだ。混線かなにかで声が変になってい...

NO IMAGE

【師匠シリーズ】降霊実験

452 :お詫びと訂正  ◆oJUBn2VTGE :2007/09/26(水) 20:07:33 ID:gAYKdkL30お詫びと訂正。これからお話を投下しようとする直前になって、2年ぶりくらいに『降霊実験』を読み返してみたところ、思わず自分の目を疑いました。「芳」という字と「茅」という字を書き間違えているのです。もうほんと、死にたい。古いノートを出してきても、すべて「茅」になっているのに・・・なぜこのとき間違って...

NO IMAGE

【師匠シリーズ】壺

660 名前:壷  1/6 投稿日:03/05/06 23:26これは俺の体験の中でもっとも恐ろしかった話だ。大学1年の秋頃、俺のオカルト道の師匠はスランプに陥っていた。やる気がないというか、勘が冴えないというか。俺が「心霊スポットでも連れて行ってくださいよ~」と言っても上の空で、たまにポケットから1円玉を4枚ほど出したかとおもうと手の甲の上で振って、「駄目。ケが悪い」とかぶつぶつ言っては寝転がる始末だった。それが...