【洒落怖】404号室
111:電波:02/09/1102:55「404号室を借りたいのだが・・・・」そのおかしな奴は言った。妙な注文を出す奴はよくいるが、こいつはその中でも注文も外見も飛びきり風変わりだった。顔は浅黒くて、背はひょろんとしている。声は無理やりしぼりだしているようなかすれ声だった。おまけにこの暑いのに全身真っ黒なコートにくるまってやがる。「えーっと、何度も説明致しました通りですね。このビルには404号室は存在しないのです。縁起が悪いとオーナーがおっしゃってましてですね。こちらのように」と言って、私は見取り図を見せた。「403号室と405号室の間に部屋はありませんのです」これを説明するのは何度目だろう。...